集成材とは、木材の短所を克服すべく手を加え、長所をさらに伸ばした建材です。木には通常50〜200%の水分が含まれているので、乾燥が足りないと反ったり割れたりして、強度が低下してしまいます。しかし集成材は、木を板状にスライスしてからじっくり乾燥させ、強度の弱い部分を取り除き、乾燥と強度が均質な状態の板を重ねて貼りあわせているため、無垢材よりも強い木材となります。
しかも、長さや幅などの寸法も貼り合わせ方で調節できたり、求める強度に合わせて原材料を選別して作ることも可能なので、強度をアップさせながらデザインの自由度も上がるという理想的な建材と言えるでしょう。
一般的によく住宅用建材として使われるスギの無垢材と比較した場合、同じ太さでは集成材の方が高い強度を発揮します。
柱材(鉛直加重の比較)では圧縮強度が約1.4倍、梁材(曲げ性能の比較)では曲げ強度が約1.5倍と、集成材の強さには安心感があります。
HIGH
QUALITY高品質
曲がりや縮みなどに対して高い安定性を誇る「エンジニアリングウッドJAS(日本農林規格)マーク」付きの集成材を採用。節や腐れなどを取り除いているだけでなく、ラミナを貼りあわせる接着剤も、水や乾燥、高温下での厳しい剥離試験をクリアしたものを使用しています。
HIGH
DURABILITY優れた耐久性
木材というものは、そもそも耐久性に優れた建材です。日本では歴史的建造物のほとんどが木造であり、出雲大社や法隆寺などは1400年も昔の飛鳥時代から生き残っています。そんな木材をより強くするために加工されたものが、集成材なのです。
HIGH FIRE RESISTANCE火に強い
集成材は断面が大きいので、周囲がある程度燃えると炭化して木材の中の酸素が火に触れなくなり、鎮火していきます。鉄やアルミは500〜800度になると軟化しますが、木材は表面の炭化層に守られることで、1000度以上になっても燃えないで強度を保つことができます。
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